買い?売り?損しないための株式投資テクニカル分析のやり方

その他
  • 売り・買いのタイミングを見極められるようになりたい
  • でも自分で株の動きを読み解くのは自信がない……


そんなお悩みのあなたへ。

今回は「株式投資を始めたばかりでちょっと不安」という方に簡単にできるテクニカル分析のやり方をご紹介します。

この記事を読めば、実際にチャートを見るときにどこをポイントに読み解けばいいかイメージがしやすくなるはずです

自分で「売り・買いのポイント」のやり方がわかるとムダ損も回避できますよ!

株式投資の楽しさも増して一石二鳥☝️

かめ子
かめ子

テクニカル分析って名前からして難しそう

日本丸
日本丸

コレだけ押さえて!というやり方に絞って説明するよ

そもそもテクニカル分析で何がわかるの?

ずばり、テクニカル分析のおかげで「今は買いなのか?」「今は売りなのか?」の判断がしやすくなります。

分析のやり方はこちらの2つ!

  • ファンダメンタルズ分析
  • テクニカル分析

今回はテクニカル分析を中心に解説していきますが、「株式投資で失敗しないためのファンダメンタルズ分析」を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

それでは、本題に入る前にファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違いをサラッと説明します。

かめ子
かめ子

じゃあ長期保有で株を買いたいときはファンダメンタルズ分析だけでいい?

日本丸
日本丸

ううん、分析方法を組み合わせるのがポイント

また、すでに株を保有しており

  • 「追加購入したいな」
  • 「そろそろ株を手放したいな」

というタイミングを図るときにもテクニカル分析は有効ですよ。

4つのテクニカル分析をフル活用して精度を高めるやり方

株式投資や個別株を調べていると、こんなワードをどこかで聞いたことはありませんか?

「ローソク足・トレンド・フォーメーション……」

どこかで聞いたことはあるけれど、なんのことだろう🤔?

実はこれらはすべてテクニカル分析の種類です。

これら4つテクニカル分析を掛け合わせたやり方で、売買タイミングを判断していきましょう

かめ子
かめ子

いろんなやり方があるんだね。どう使うの?

日本丸
日本丸

移動平均線、ストキャスティクス、ローソク足の3つの組み合わせがおすすめ

テクニカル分析(移動平均線)から相場のトレンドを読み解くやり方

移動平均線の向きから、相場のトレンド(動き)を読み取って今後の株価を予測できる!

移動平均線とは、過去の一定期間の価格(終値)の平均を線つないだもの

さらに、移動平均線は平均した期間に応じて、短期線・中期線・長期線と3本に区別されます。

日本丸
日本丸

こんな感じでチャートに3本並ぶよ

引用元:au自分銀行「チャートの見方」

さらに、移動平均線の動きとトレンドから「株価が今後どう動きそうか」のタイミングを予測していきます。

たとえば、短期線が中長期線を下から上へ突き抜けるのを「ゴールデンクロス」と呼び、価格上昇を示す買いサイン

一方、短期線が中長期線を上から下へ突き抜けるのを「デッドクロス」と呼び、下落を示す売りサインとされていますよ。

画像引用元:為替どっとコム
画像引用元:為替どっとコム

ただし、相場のトレンドをつかむのには役立ちますが、正確に予測できるわけではありません。

「ダマシ」と呼ばれる誤ったサインに注意

誤ったサインが表れる場合も多く、このような誤ったサインを「ダマシ」と呼びます。


なぜなら、「ゴールデンクロス=買いサイン」「デッドクロス=売りサイン」というパターンは有名過ぎて、相場の裏をかこうとするトレーダーの動きが加わりやすいのです。

そのため、別のテクニカル分析あわせて総合的に判断していきましょう。

テクニカル分析(ローソク足)から株価の動きを読み解くやり方

ローソク足とは、1日の株価の値動きを1本のローソクの形で表現したもの。

このローソク足の長さや動きから「株価の動き」を予測できます。

まずはローソク足の基本的な構造と種類から解説しましょう。

ローソク足には「陽線」と「陰線」とよばれる2パターンが存在します。

日本丸
日本丸

陽線と陰線は見るチャートによって色がさまざま。株価が上がってるときに続いている線が陽線と覚えて

また、1日の取引内容を表すローソク足を日足(ひあし)

1週間の取引内容を表すローソク足を週足(しゅうあし)

1カ月で表したローソク足を月足(つきあし)と呼ばれることも覚えておくと便利ですよ。

さらに、株取引の目的が短期売買中長期保有の検討かによって、参考にするローソク足が変わってきます!

  • ✅短期売買(約半年〜1年以内)目的なら、ローソク足は「日足と週足」をチェック
  • 中長期保有(1年以上)が目的なら、ローソク足は「週足と月足」をチェック
日本丸
日本丸

どの期間のローソク足で判断するかもポイント

ローソク足から読み取れる「相場の勢い」と「投資家の気持ち」

ローソク足のヒゲの長さと向きで、投資家が「その株式をどのように考えているか」を推測できます。

たとえば、ローソク足の実体の大きさからは「相場の勢い」がわかりますよ。

一方、ローソク足のヒゲの長さからは「投資家の気持ち」がわかりますよ。

(ヒゲは「投資家の迷い」の表れを示すとも言われています!)

このように、ローソク足のヒゲなどからは「相場の勢い」と「投資家の気持ち」がわかるのです。

ちなみに、以下のローソク足からは投資家の気持ちが「こう読み解ける」と言われていますよ。

ぜひ、売買のポイントに活用してみてくださいね。

テクニカル分析(ローソク足)フォーメーションから読み解くやり方

次は、ローソク足の応用編を解説します。

ローソク足は特徴的な形のパターン(フォーメーション)でも株価の動きを読み解くことができます。

ローソク足から読み解く代表的なフォーメーションのパターンはこちら☝️

【上の窓あけ】
隣り合うローソク足が離れている場所をといい、図のように上の方向へ窓ができることを上の窓あけといいます。

これは、市場が閉まってて取引されていない間に、突発的な大きなニュースや決算発表などが出たときによく発生する現象です。

窓を開けた方向に相場が動くことを示唆していると言われ、株価が上がりやすいサイン

【はらみ線】
前のローソク足の実体の中に、新しい次のローソク足がすっぽりと包み込まれている組み合わせを、はらみ線といいます。

1本目のローソク足が母親のお腹で、2本目のローソク足をはらんでいる風に見えるので、はらみ線と呼ばれています。

急落後(または急上昇)などから相場状況が少し落ち着いてきたことを示唆するサイン

この図の場合、長い陰線と短い陽線のはらみ線なので、「ずっと下落してたけど、ここから下降が止まるかも?」みたいな予測ができます。

【つつみ線】
前のローソク足が新しい次のローソク足の実体のなかに入ってる組み合わせを、つつみ線といいます。

左側のつつみ線は、陽線が陰線をつつみこんでいるパターンで、底値圏ででたら株価上昇への転換サイン

右側のつつみ線は、陰線が陽線をつつみみこんでいるパターンで、天井圏ででたら株価下落への転換サインと言われています。

上記以外にもたくさんのフォーメーションがありますよ。

「もっと詳しく知りたい!」という方は「ローソク足 パターン」などで検索してみてくださいね。

「こんなパターンもあるのかぁ」と面白いですよ。

テクニカル分析|ローソク足と移動平均線の組み合わせで読み解くやり方

「売り?」「買い?」を見極める、シンプルな方法はローソク足と移動平均線を組み合わせです。

日本丸
日本丸

実際のチャートで見てみよう

チャートで見るとこんな感じ💡(わかりやすいポイントのみ一部抜粋)

出典:楽天証券
かめ子
かめ子

今はよくわからなくても、慣れてくるとポイントが見つかるようになるよ

テクニカル分析(ストキャスティクス)から読み解くやり方

ストキャスティクスとは、株の買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル分析です。

株価の最高値や最低値を予測するのは非常に難しい‥‥。

しかし、ストキャスティクスは「0〜100の範囲内」でのみ動くので「株価の加熱感」がわかりやすいです!

文字だけではイメージしにくいので、さっそく実際に資生堂のチャートでみていきましょう。

図表下のSRVの数値(Slow%D)で「売られすぎ?買われすぎ?」を判断していきますよ。

かめ子
かめ子

「みんかぶ」を使って説明するね

日本丸
日本丸

調べ方はとっても簡単


まずは、「みんかぶ」のサイトにアクセス👩‍💻気になる株価チャートが出てきたら、

  1. 自分の好きな期間を選択(一般的に短期保有目的なら3ヶ月チャートで日足、長期保有目的なら3年チャートで見るといい)
  2. Slow%Dで買われすぎ・売られすぎを判断する
画像引用:みんかぶ(資生堂)のチャート

このチャートでは「Slow%D92.4」で買われすぎと判断できます。

よって、株が売られ始めるかも⁉︎となります。

つまり、そろそろ売却を検討するフェーズに入ってきたかな、という意味になりますよ。

  • 「株が買われすぎで加熱しすぎている!」
  • 「加熱後、売られ始める前に手放したほうが利益が出そう!」


と読み解けるので売りのサインと言われているのです💡

では、次にこちらのチャートではどうでしょう🔍?

画像引用:みんかぶ(資生堂)のチャート

こちらのチャートでは「Slow%D16.7」と20〜30%以下。

「売られすぎと判断できます。

つまり、そろそろ買いのサインとなりますね!

かめ子
かめ子

買われすぎ・売られすぎはわかりやすいね

もちろん「みんかぶ」以外でもストキャスティクスの設定ができますよ。

ここでは楽天証券サイトでの設定方法もご紹介しますね。

まずは気になる国内株式をクリック👉「チャート」へ。

出典:楽天証券

右下にある「テクニカルチャート」をクリック☝️

出典:楽天証券

「虫眼鏡マーク」をポチっと🔍

出典:楽天証券

「スローストキャスティクス」「移動平均線」など調べたい指標を以下の数値で入力します。

※数値が見にくいため補足🙇‍♀️

「スローストキャスティクス」→買いシグナル20.売りシグナル80 「移動平均線」→上から5.25.75で入力

出典:楽天証券

すると、さきほど説明した「みんかぶ」のようなチャートが楽天証券でも完成!

よかったら試してみてくださいね。

【まとめ】株式投資で損しないためのテクニカル分析のやり方

せっかく働いて貯めた自分のお金をムダにしたくないですよね😭

欲を言えば、ムダ損は避けてどんどん資産を増やしていきたい!

そう思う方がほとんどだと思います(もちろん私も)

大切なお金を減らさないためにも、まず移動平均線・ローソク足・ストキャスティクスの3つのやり方をマスターしましょう💪

(もちろん投資は自己責任!)

「株式投資で失敗しないためのファンダメンタルズ」を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください

プロフィール
この記事を書いた人

・新卒メガバンク入行
・証券外務員、FP2級
・損保、生保資格保有
・温泉、岩盤浴、旅行好き
・男の子のママ
女性やママへの負担がまだまだ多いこの時代。主婦やママこそ、サイドFIREで人生に「余白」をつくることが最適だと思い、お金やキャリアに関するブログを運営中

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